多くの日本人が愛してやまないもの。
それは、「温泉♨️」
「温泉ソムリエ」でもある吉武大輔が
いつもの温泉を10倍楽しむための温泉にまつわる豆知識をお伝えします。
逆を言えば、わしもまだこれくらいしか知りません(笑)
平日温泉部という部活もしていますので
希望の方は、お気軽にご参加ください:)
【温泉の基礎知識】
1.源泉の温度が25度以上のものか、含有成分に関する19の特定条件のうち、1つ以上が規定値に達しているものを温泉と呼びます。
2.温泉の泉質は、10種類に分けられます。(単純温泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、二酸化炭素泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射線泉、含よう素線)
3.PH6~7.5未満を中性とし、PH7.5(正確には8.5)以上のものがアルカリ性(美肌系)、PH6未満のものが酸性(殺菌効果)になります。
4.低張性だと水分を吸収しやすく、等張性・高張性だと成分を吸収しやすく、湯あたりしやすくなる。
5.日本には約3000の温泉地がある(一位:北海道、二位:長野、三位:新潟)
【温泉を楽しむための応用知識】
1.「加水」「加温」「ろ過・循環」「添加」のない温泉は貴重(源泉かけ流し)
2.浴槽の広さによるが、大型旅館やホテルの場合湧出量が毎分200L以上、中規模の場合毎分100Lだと新鮮な温泉であることが多い。(正確には、一人当たりの温泉量が0.5L/分以上であれば良好)
3.一般的適応症は、神経痛から始まり健康増進で終わる。その次から(泉質適応症)が、その温泉の本来の効果効能。
4.湯の花がある風呂は、成分が豊富な証拠(硫黄系の泉質に出やすい)
5.美人になりたければ、「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」「硫黄泉」を選ぶべし。(美人の湯)
6.天然温泉という表記があっても、過度な加水・加温してあるものや、タンクなどで外部から持ってきたお湯を循環利用しているものは、あまりオススメしません。「源泉100%掛け流し」の温泉を実感し、本物の温泉を堪能してください。
【温泉を楽しむための実践知識】
1.泉質別にみる温泉の作用
・単純温泉:万人に適応する優しい温泉。湯あたりしづらい。
・塩化物泉:保温効果が高く、湯冷めしづらい。塩の効果で、血行促進、保湿効果。
・炭酸水素塩泉:古い角質や汚れた皮脂を落とす。入浴後は、湯冷め&肌が乾燥しやすいので、塩化物泉でケアすると効果的。
・硫酸塩泉:美肌の湯でありながら、アンチエイジングや血圧降下効果、傷を治す効能もあり。
・二酸化炭素泉:炭酸ガスによる血管膨張効果で、冷え性の解消、利尿効果、むくみ取り。血行促進でデトックス効果が期待でき、湯上りもぽかぽか。日本の温泉の0.6%しかない、貴重な温泉。
・含鉄泉:貧血、冷え性、婦人病全般に効果あり。日本三大名泉の有馬温泉が有名。
・硫黄泉:解毒、殺菌作用が強く、様々な疾患などに対して薬理効果が期待できる。硫黄の匂いがするのが特徴的。
・酸性泉:皮膚に疾患を持っている人にオススメの湯。この泉質に限り、入浴後はシャワーで洗い流しましょう。
・放射能泉:ラドン、ラジウム温泉で、万病に効果あり。ストレスで心身のバランスが崩れがちな時に。
・含よう素泉:新陳代謝を高め、飲用によりコレステロール値を下げる働きがある。
【大輔のオススメ温泉】
・ちゅらーゆ(沖縄県 北谷町):源泉掛け流し、炭酸水素塩泉でお肌ツルツルになります。 ザ・ビーチタワー沖縄に宿泊すると無料で泊まれるのでお得です。
・白猿の湯(山口県長門市):西日本屈指の名湯。ph9.9、源泉掛け流し、加温のみの1号湯(ぬる湯)がおススメ。飲泉あり。
・新穂高温泉 水明館 佳留萱山荘(奥飛騨):日本最大級の露天&混浴風呂。源泉掛け流し、加水のみ。冬景色がおすすめ、15時以降入れます。
【温泉情報】